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折りたたんでDパックにポイッ 〜クーラーバッグ〜


Side A タカシ
 ビールが六缶入るソフトクーラーに、ペールエールタイプとスタウトタイプのビールを3缶づつと、水を入れ2日ほど冷凍したカスケードデザイン プラティパス ボトル(注1)を保冷材代わりに入れた。後はバーボンの入った水筒と、オイルサーディンの缶詰なんかのつまみをウエストバックに入れて準備完了。
 久しぶりに里帰りしてきたタカシと落ち合い、夕暮れの浜辺に行った。
 いつもは陽気なタカシが、乾杯もそこそこに体育座りをしながら黙ってビールを2本一気に空けた。オイルサーディンを缶ごと火にかけ、しょうゆ、コショウ、ねぎのみじん切りを入れ、レモンをかけ回す頃には3本目が空になっていた。4本目に手が伸びたとき、それは俺のだと言うわけにもいかず「どうした?」と聞いて、タカシの動きを一瞬制した。
 止めたのは一瞬だけで、プルトップを開け4缶目も無理に流し込むように飲みながらタカシは「終わった」と”北の国から”の蛍のようにボソッといった。あれは蛍だから似合い、中嶋朋子だから似合い、牛舎のそれも干草に寝そべりながら、岩城晃一に打ち明けるからよくって、男二人で蒸し暑さの残るベタベタした潮風を受け、蚊に刺された薬指の第一関節のかゆみを気にしながら、そんな話を聞いたところで絵になるはずもない。
 でも絵にならなくても、聞くしかないんだろうな。それが友情ってもんだし。
 残るビールはあと一本。ボトルの氷が溶けたら、それを水割用に使おうと思って、わざわざミネラルウォータを凍らせてきたが、この勢いならその前にバーボンもなくなりそうだ。話の内容が内容だから、水は要らないか。多分ストレートで飲み干すだろう。


それからしばらくして、タカシが長野に転勤になった事を知った。


 小さい小さいクーラーバックのいいところは、空になったら小さく畳んで、デイパックやウエストバックの中に仕舞えて、邪魔にならないのでちょっとしたお出かけ用にはもってこいです。

僕が持っているお出かけ用の小さいクーラーバックは、缶ビール6缶入るタイプのではなくピクニッククーラーバックとよく呼ばれる、上辺がファスナーの四角い袋の底にマチを縫い付けたポーチ型でビールは3缶しか入りません。しかも保冷材代わりの冷凍350mlペットボトルを入れると、たったの2缶。これでどう酔えって言うの……。道具を使いこなすとは、まず己を知ることからか……。
 保温能力は極端に低く、ハードタイプのクーラーとは比べ物になりません。それでも、保冷材の量を増やしたりすれば、そこそこ持ちます。少なくとも、近所のお気に入りの場所に行って、そこで呑む分には十分です。じゃあ、遠くのお気に入りの場所で呑むときはどうするんだって……。
現地の近くのコンビニで、呑む物と保冷材代わりのロッテ:クーリッシュやグリコ:パピコを買って詰めれば大丈夫(クーリッシュも、パピコも再冷凍可能なので、解けても家の冷蔵庫に入れれば元通り。)。ただ、子供がいる場合は先に保冷材が無くなる可能性があります。


注1:ウォータキャリー(水筒)の一種で、形はビタインゼリーなどゼリー飲料の入れ物のラミネートフイルム版みたいなものです。丈夫で軽くて中身に嫌な匂いがつかない。中身が空になれば、ペッチャンコになるコンパクト性が受けています。耐熱性に優れ、冷凍しても、お湯の中に入れても大丈夫。名前の由来は、プラティパス(platypus:かものはし)が製品に描かれているからではなく、水を入れたときの形状がカモノハシのくちばしの形状に似ているから。カスケード デザイン社製。

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その1 その2




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