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■ 天災は忘れた頃にやってくる ■


いつ来るかわからないのが天災ですけど、皆さんはなにか備えをしていますか?
防災用の非常持ち出し品は、一次持ち出し用と二次持ち出し用に分けるのがいいそうです。一次持ち出し用には、現金、通帳などの貴重品、一時凌ぎの飲料水、食料、軍手、火を起こすための道具、ラジオ、懐中電灯、ファーストエイド用品、衛生用品(特に赤ちゃんとか女性の方)など、大事な物か、すぐに必要になるものだけをリュックに入れ、二次持ち出し用に三日程度の食料、水などを用意しておく。
この二つに分けるというコンセプトは、災害が起きたらすぐに逃げる!の一言です。逃げるのに、荷物が足かせになっては、本末転倒。まずは軽量重視で、一時持ち出し用を用意しておき、身軽にしてさっさと逃げる。
災害が収まったあとに、ころあいを見計らって(ころあいって、いつなのって聞かれると難しいけど、安全だと思えた時かな?無責任な発言ですみません。)重い二次用を取りに戻ればいいということです。
でも、家が全壊で取り出せなかったら?その時は取り出せないのを嘆くより、重たい二次を持ち出さなかったおかげで、生き延びられたと神に感謝しよう(またまた、無責任な発言ですみません。)。
救援が機能しだすのが災害後三日ぐらいといわれているので、それで二次の持ち物を3日程度にと書きました。子供は別にして、健康な大人なら三日間飲まず食わずでも、生き延びられると思います。
それよりも、寒さや下の世話 −性欲ではありません(^^ − の方が問題になると思います。寒さは火を起こす道具で、何とかなるかもしれませんが(火事による二次災害には、注意が必要ですけど。)、下の方は避難所でもすぐに深刻な問題になります。
阪神大震災のときは、下水道のマンフォールを開けて、周りに囲いをして簡易水洗トイレにしたり、家庭用水洗トイレには常に、一回分の水がタンクに貯められている事を利用して、留守のお宅のトイレを転々としながら用をたしていた、ちゃっかり者もいたそうです。
不特定多数の方の目にふれる文章なので、推奨は絶対にしいないけど、非常時の事例を紹介してもバチは当たらないと思い書きましたが、ただやっぱり、法を犯すのは……という健全な心をお持ちのはずの皆様には、携帯トイレを強く推奨いたします。デパートやアウトドアショップで、色んな種類が売ってありますので、軽量で衛生的(凝固材で固めたり、脱水ポリマーで脱水できるものなど)なものを選べばいいと思います。
ただ持っているのではなく、アウトドアで遊んでいる時にでも、一回試しに使ってみるのがいいと思います。別に家でもいいんですけど、できれば外で、も一つ忠告すれば人目のつかないところで(^^。そうすれば、目隠しがあれば安心だなとか、用済みのものをどうしようと色々分かる事もあると思います。目隠しはオールウェザーブランケット( Vol.8 参照 )を利用するのがいいと思います。また用済みの処理については、「早池峰にはゴミは似合わない実行委員会」( Vol.20 参照)のリポートでは、茶筒(注1)に入れてふたと本体の継ぎ目の所をガムテープで巻いておけば、大丈夫との事でした(ごめんなさい。僕は試した事がありません)。




注1:お茶っ葉の入っている円筒形の缶。決して、装飾のされた高価な物を使わないように。再利用不可ですから……

参考文献:日本経済新聞、AERA、
       どうする山のトイレ・ゴミ  日本勤労者山岳連盟編  大月書店





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